よくFXで「必勝法ってあるの?」と初心者の方に聞かれることがあります。
そんなものがあれば間違いなく教えませんし、もしあったとしたらFX会社にブラック扱いされてしまい取引をすることが出来なくなってしまいます。
なんて出だしですが、これじゃつまらないですね。
一応ですが、必勝法は「あります」
☆FXの副業で月に5万円の副収入を手に入れる方法
で書いたスワップ金利差で確実に儲ける方法と、
の入金ボーナスを使った手法であれば、初心者の方でも間違いなく勝てる(または負けない)投資を行うことができます。
ですが、これだけじゃなく「実際にボクが使っている手法」で確実ではありませんが、「初心者でも勝ちやすい」投資手法についてまとめてみます。
初心者がFXで負けるのはマネーマネジメントにあった
FXに限らずですが、どの投資でも大事なのが「マネーマネジメント」
良くありがちなのが例えば競馬。
全12レース中11レースまでプラスだったのに最終レースで大きく賭けてしまいお財布はすっからかん。
または当たったけどいっぱい賭けていたのでなぜかトータルではマイナス。
これはマネーマネジメントができていない証拠です。
実はFX初心者が負けてしまう一番の理由が「マネーマネジメントができていない」ことによる損失であったりします。
逆に考えれば、マネーマネジメントさえしっかりできていれば大負けから収支トントンか勝ち越しを目指すことができます。
カジノを破産させた?モンテカルロ法
主にカジノでのベッティングで使われる手法として「モンテカルロ法」というものがあります。
語源ですが、モナコのモンテカルロにあるカジノをこの手法で破産させた、なんて逸話からその名がついたともいわれる手法です。
(その他の語源もあるようです)
カジノを破産させたというのは少々大げさすぎな気がしますが、理論的には「無制限に資金があれば決して負けない投資法」として有名です。
ですが「無制限の資金」なんて所詮ムリな話で、特に初心者にはリスキーすぎる手法ですので、このまま使うのはお勧めできません。
一応モンテカルロ法のベッティング方法について解説しておきます。
1.まず数列を「1 2 3」とメモをしておきます
2.数列の両端を足した数字が賭け額になります
3.もし負けた場合はさきほど賭けた数字を追加します
「1 2 3 4」
4.次にかける額は1+4で5になります
5.勝った場合は両端の数字を消します
「1 2 3 4」
6.次に賭ける数字は2+3となるので5になります
現在の数列は「2 3」
7.負けたら賭けた数字を右端に足して両端を足した数字を賭けます
現在の数列は「2 3 5」
8.勝ったら両端の数字を消します。数字が1個、または0個になったら1回の勝負は終了です
上記の賭け方は配当2倍のときに有効ですが、配当3倍のときは「勝った時は両端の数字を2つずつ消す」のがコツです。
たとえば数列が「1 2 3 4 5」の場合、2つずつ消すので「1 2 3 4 5」となり1回の勝負が終了となります。
負けたら賭け額を2倍にしていく「マーチンゲール法」よりも賭け額の上がり方は緩やかですが、それでも連勝していかないと賭け額が上がっていってしまいますので、正直ハイリスクな勝負を強いられます。
バルサラの破産確率と2%ルール
以下の表は破産確率です。
縦軸は損益率(利益÷損失)、横軸は勝率です。
この表によると勝率50%で利益額と損失額がイーブンだと破産確率50%です!
つまり2人に1人が破産する計算です。
FXは上がるか下がるかは基本的に50%です。
ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析によってこの確率を50%より押し上げることは出来ますが、初心者だとその方法が分かりません。
ただ、上記の表は「いくら賭けたかの分析」は加味されていません。
勝率90%で損益率が300%あったとしても全額を賭けてしまったら、もし最初のトレードで10%に当たってしまったら全額を失ってしまうことになります。
そこで「2%ルール」の登場です。
2%ルールとは、1回のトレードで許容する損失額を総資金の2%に抑えるという意味です。
例えば資金100万円で始めた時の損切りは2万円となります。
ちなみにこの2%ルールで勝率が51%だった場合、破産確率は約1%です。
(1%ルールの場合は破産確率0%)
3%ルールにした場合の破産確率は一気に20%を超えてきますので、2%程度がちょうど良いですね。
勝率を1%増やすために
とはいえ、さきほどのシミュレーションは「勝率51%」のときです。
勝率が50%だと結局資金は増えていかず、破産の可能性が五分五分です。
そこでさきほど紹介したモンテカルロ法を「損切りアリ」で実践することによってリスクマネジメントをしていきます。
(以下はボクが実践で取り入れているマネーマネジメントです)
(利益確定、損切りは100pipsとします)
2.負けた場合は損失4000円です(数列は「1 2 3 4」)
3.次に5000通貨で賭けます(1+4=5)
4.負けた場合は-4000円-5000円=-9000円です(数列は「1 2 3 4 5」)
5.次に6000通貨賭けます(1+5=6)
6.負けた場合は-4000円-5000円-6000円=-15000円です
(数列は「1 2 3 4 5 6」)
7.次に7000通貨賭けます(1+6=7)
8.勝った場合は-4000円-5000円-6000円+7000円=-8000円です
(数列は「1 2 3 4 5 6」)
9.次に7000通貨賭けます(2+5=7)
10.負けた場合は-4000円-5000円-6000円+7000円-7000円=-15000円です
(数列は「1 2 3 4 5 6 7」)
11.次に9000通貨賭けます(2+7=9)
12.勝った場合は-4000円-5000円-6000円+7000円-7000円+9000円=-6000円です
(数列は「1 2 3 4 5 6 7」)
13.次に8000通貨賭けます(3+5=8)
14.勝った場合は-4000円-5000円-6000円+7000円-7000円+9000円+8000円=+2000円です
(数列は「1 2 3 4 5 6 7」)
これで1回の勝負終了です。
今回は3勝4敗と負け越しながらも2000円の勝ちとなりました。
ただ最後の勝負を含め2連敗して2勝6敗になると損失は20000円を超えるので、もし100万円の資金で行っていた場合は残念ながら損切りです。
この投資手法は実はかなりの方が取り入れているマネーマネジメントです。
「確実に勝てる必勝法」ではありませんが、初心者でも勝てるチャンスのある投資手法でした。