アフィリエイトの稼ぎ方はいろいろありますが、中でもトレンドアフィリエイトは初心者にも相性が良く、比較的短期間で収益を上げることが可能です。
トレンドアフィリエイトとはどんなものなのか、その具体的手法と10万円を稼ぐまでの道のりについて解説をしていきます。
トレンドアフィリエイトの考え方
アフィリエイトの収益の方式は以下の通りです。
PV数 × PV単価 = 収益
例えば50万PVでPV単価が0.2円なら10万円です。これがアフィリエイトの考え方で、PV数を稼ぐのかそれともPV単価を上げるのかによって手法も変わってきます。
PV単価を上げるためには
- 報酬の高いアフィリエイトをする
- ASPから特別単価をもらう
- CVの高いキーワードを狙う
- CVRを高めるページづくり
など、初心者にはハードルが高く、またライバルもたくさんいます。最初はトレンドアフィリエイトからスタートする方が多いのはこのためです。
トレンドアフィリエイトはとにかく「PV数ありき」ですので、今HOTな話題を探すことが一番重要な仕事です。
スタートラインが競合と同じ
トレンドアフィリエイトの一番のメリットといえば、この「スタートラインが競合と同じ」ということでしょう。
正確にはドメインパワーや以前書いた似たような記事などの差があるものの、これから生まれるキーワードについてはまだ誰も着手していないので、かなり近いスタートラインに立つことができます。
良い例でいえば「ピコ太郎」や「ポプテピピック」などです。今でこそメジャーなキーワードですが、トレンドが発生する以前はインターネットに存在していない、またはほとんどの人が興味を持っていない言葉なので、Google検索をかけて調べるなんて人も少数派なわけです。
キーワードプランナーで「ピコ太郎」の検索ボリュームを見てみると、2016年10月に突如として大トレンドが発生、その後数ヶ月でトレンドが終焉を迎えています。
モバイルとデスクトップの検索ボリュームは、最大で1300万件を超えています。Google検索で1位を取ると平均で30%%ほど、タイトルがユーザーの興味をそそるものだと50〜70%ほどのクリックが見込めますから、うまくいけば「ピコ太郎」というキーワードで、月間1000万PVほどは稼げていたことになります。
キーワードのボリュームが重要
たとえライバルよりも早く記事を書きインデックスさせても、そのキーワードに需要がなくては意味がありません。
キーワードのボリュームを知るにはキーワードプランナーやGoogleトレンドなどがありますが、そもそも生まれたばかりのトレンドキーワードでは参考になりません。
そのため「これから需要が膨らみそうなキーワード」を探す必要があります。
もちろん話題となっている人物などで記事を書いても良いですが、すでにライバルたちが参入しているので厳しい戦いを強いられることがあります。
トレンドキーワードを先取りするメジャーな手法として、「今後放送されるテレビの番組表で出演者情報を調べ、人気が出そうなタレントの情報を先回りして記事にしてしまう」といった方法があります。
最近はテレビを見なくなった人が多くなりましたがそれでも影響力は未だ強く、翌日のYahoo!ニュースなどに取り上げられたりすれば爆発的なPV数を稼ぐことができます。
月10万円までの道のり
こちらは「ポプテピピック」の検索ボリュームです。2014年から連載していたので少し検索されていましたが、2018年1月から急激にボリュームが増えています。
これは2018年1月から3月までテレビアニメが放映されたことと、その内容がカオス過ぎるとSNSで話題になったことなどが理由です。
2018年1月の検索ボリュームは560万件ほどありますから、もし単1キーワードで1位を取ることができていれば200〜300万PV、複合キーワードだとボリュームは落ちるものの検索上位であれば、簡単に月間100万PVは狙えます。
トレンドアフィリエイトは基本的に商品を紹介するのではなく、Googleアドセンスなどのクリック報酬型の広告で稼ぐ手法です。
ジャンルにもよりますが、エンタメ情報の場合は1000PV当たり150〜200円ほどが相場なので、仮に200円であれば月間50万PVで10万円達成です。
100記事書けば収益が出るってホント?
よく「100記事書けば月数万円の収益が得られる」などと描かれている記事を見かけますが、絶対に鵜呑みにしない方が良いです。
特にトレンドアフィリエイトは旬のキーワードを狙って書くため、投稿した瞬間から1ヶ月ほどが勝負です。その期間でどれだけ稼げるかにかかっていますが、すでにライバルが沢山いるキーワードで書いてもすぐ検索上位に上がることはなく、上がった時には稼ぎ時が過ぎてしまいます。
更に、始めたてのブログはブログパワーが弱いため、インデックスすらされず旬の期間が過ぎ去ってしまうことも多々。
初心者が短期間で成果を出すには、とにかく「生まれたてのキーワード」を狙うことに尽きます。
もちろん100記事も書けば、何が良くて何が悪かったとか、記事を書くスピードが格段に上がったりなどのメリットがあるものの、100記事書けば収益が上がるというのは間違いです。
トレンドアフィリは消耗戦
このように、初心者でもすでにアフィリエイトを主戦場としているライバルたちと戦うことのできるトレンドアフィリエイト。
しかし「トレンド」というぐらいですから、大きく伸びては消えて、また次のトレンドを探す、ということを繰り返していかねばなりません。
バズった記事も翌年には1円も稼いでくれない、なんてことはしょっちゅうありますから、記事更新を止めてしまうと途端に収益が下がってしまいます。
10万円達成したら次のステップへ
トレンドアフィリエイトでは10万円を稼ぐことはそこまで大変ではありませんが、収益を維持することが大変です。
Yahoo!ニュースに載るようなキーワードで検索1位を取ることができれば、それだけで10万PVを超えることも可能ですが、翌月にはその半分以下になってしまうことがほとんど。半年も経過してしまえば稼げなくなってしまいます。
トレンドアフィリエイトでPVの稼ぎ方を覚えたら、次のステップとしてノウハウ記事を量産していくことをオススメします。
ノウハウ記事とは「○○の使い方」や「△△の裏技」などのことです。
何かしらの製品であれば寿命があるものの、それでもiPhoneなどは毎年のように新製品が発売されていますし、スポーツや家事などに関しては今後も検索需要があります。
ひとつひとつの記事は大した稼ぎにはなりませんが、記事の寿命が長く翌年も稼いでくれるのでトータルで見れば大きく稼ぐことも可能です。
また資産として積み上がっていくので、記事数を増やせば増やすほど収益の増加スピードも上がっていきます。